タミヤ HMS フッド、E級駆逐艦セットを作成しました。


昨年、池袋の東武百貨店で開催されたタミヤモデラーズギャラリー 2018で購入した箱無キットの巡戦フッド、E型駆逐艦セットを作成しました。


同じ箱無キットの90式戦車はデカールなしでしたが、これはデカールが付いていました。


巡洋戦艦 フッドの全長は大和と殆ど一緒で、完成当初から長らくは世界最大の船でした。
その堂々たる勇姿から、軍艦美の極致やマイティフッドと呼ばれ英海軍の象徴となりました。


しかし、象徴であるがために外交で世界各国に派遣されたり、士気高揚の為、長期間のドッグ入りが避けられたりしたため、兵装の改修以外の装甲の強化や機関のメンテナンスが行われず、第二次大戦時には速力も低下していたそうです。


そして、ビスマルク追撃戦では、戦艦プリンス・オブ・ウエールズと共に任務に当たりますが、ビスマルクとプリンツ・オイゲンを誤認するという、うっかりをやらかし、更にビスマルクの主砲弾が火薬庫にクリティカルヒットするという不運も重なり、あっけなく轟沈してしまいました。


格下と侮っていたドイツ海軍にまさかの敗北でプライドを気付付けられたイギリスは採算度外視の執拗な追撃でビスマルクを沈めましたが、それでも怒りが収まらず、その後もドイツ海軍を徹底的に攻撃し続けました。


そんなこんなでまずはフッドを作成。

イギリス海軍中もっとも濡れやすい艦と言われた通り、艦後部の乾舷が低いのが良くわかります。
私はイギリス艦では近代改装以降のレナウン、ウォースパイトや、ネルソン以降の艦の塔の様な艦橋が大好きなのですが、フッドは改装が行われなかったので今一つ好みではありません。
しかし長らく世界最大の軍艦として君臨し続けたその艦影はやはり勇ましいです。


そしてE級駆逐艦。

当初はフッド、プリンス・オブ・ウエールズ2艦の最後を見とり、スラバヤ沖海戦で自身も沈んだエレクトラにしようと思いましたが、フッドをみとった後、数多くの護衛任務を果たしながらもE級9隻中生き残った3艦の内の一隻となり、戦後はギリシャ海軍に所属したエコーのデカールを選択しました。


久しぶりにタミヤの艦船モデルを作成しましたが、やはり作りやすさは一番です。
ただ、古いキットの為か最新の同社のキットに比べ一部機銃などのディティールがイマイチだったりします。


英艦船はレナウンを既にピットロード製を購入済みなので、レパルスをタミヤかピットロードにするかで思案中です。

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