妖狐×僕SS 最終11巻

妖狐×僕SS 最終11巻を電子書籍化。

人間と妖怪の血を引く一族にまれに妖怪の魂を持った先祖がえりが誕生し、彼らは純血の妖怪に狙われやすいため、先祖がえりを集めて守りあうというストーリーの話。


ギャグが多めで最初は妖怪の先祖がえりである格好いい男の子と可愛い女の子がきゃっきゃうふふしているラブコメかと思って読んでいましたが、第一部の最後で主人公を含む主要登場人物が一人残して全員死亡という超展開で度肝を抜かれた作品です。


前巻のラストで事件の原因が心が読めるがゆえに軟禁され、妖怪たちの記憶を記録し管理している さとり が、外の世界の憧れから妖怪たちの物語を収集したいがために犬神と組んで起こしていることが判明。

調査をしていた仲間の一人が死亡したと連絡を受け さとり の元へ運び込まれるのに乗じて潜入することに。


さとり と犬神の過去とかが描かれながら完結するのですが、この作品らしい文句なしのハッピーエンドでした。


最初ほぼ全滅したときはどうなる事かと思いましたが、過去と未来をつなげながら話が展開し上手くまとまりとても面白かったです。

ただ毎巻あった閑話休題的なコメディ回がなかったのが少し残念です。


そのコメディ要素は同日発売の同作者の新連載作品の かつて魔法少女と悪は敵対していた で充分補充されるのでそちらもおすすめです。


×

非ログインユーザーとして返信する