打ち上げ花火、下から見るか?、横から見るか?を見てきました。

原作は未見ですが20年以上前の実写ドラマだそうです。
アニメの実写化は結構ありますが、実写のアニメ化は凄く珍しい気がします。


お話は夏休みの登校日に男友達とプールで競争する際にヒロインが乱入し、ある賭けを持ちかけられるところから始まるifのお話。
勝負に負けるが勝っていたら…という感じに、タイムリープみたいな形でストーリーが展開します。


タイムリープものでも、主人公が中学一年なので大きな事件が起きるわけでも、起こせるわけでもないので、盛り上がりに欠け、世間の評価もイマイチの様ですが、私は結構好きです。
ただ、主人公とその友人が、すごくバカなのが引っかかりますが、中学の男子は人生の中で最もバカな時期なので、そんなものかもしれないです。


ちなみに見た劇場でトンボが飛ぶシーンでコガネムシっぽいの昆虫がスクリーン付近を
飛び回るという謎のコラボが発生したのにはちょっと笑いました。



以下ちょこっとネタバレ。


ラストがちと解りにくいですが、
世界の分岐と、その世界の真偽を花火の形や風景でで考えると


プールで勝負 → 負け(真の世界)
       → 勝(偽の世界)
                            ↓
                           駅に行く→ 電車に乗れない(偽の世界)
                                          → 電車に乗る(偽の世界)
                                                ↓
                                              電車に乗る→ 見つかる(偽の世界)
                                                                → 見つからない(偽から真に上書き)


という分岐になると思います。
そして最後は色々匂わす終わり方ですが、ヒロインが次いつ会えるのかみたいなことを言っていたので単純に学校をさぼって会いに行っているのではないかと私は思います。

個人的には、ハッキリとしたラストが良いのはもちろんですが、こういう風に考察の余地をのこしたものも結構好みです。
原作のドラマもちょっと気になるので、機会があったら見てみようかと思います。

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