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狼の口 6巻

狼の口 6巻を電子書籍化。



アルプス山脈のドイツとイタリアを結ぶ要衝周辺の三邦からなる同盟が大国のオーストリア公ハプスブルク家に占領され、要衝の峠に堅固な砦兼関所を建て同盟の三邦を分断し、交易の既得権を奪い同盟を弾圧していた時代の話。


三邦は独立を取り戻す事を目的とし お互いの邦国と連携を図るが、関所の代官が残忍で冷酷でありながらも優秀で関所を抜けようとする人間を天才的に見分け、笑顔で残酷な処刑を執行し見せしめとしていた為、中々準備が進まなかったが、3巻のラストでついに関所への攻撃を始める。


関所は前巻のラストで陥落し、隠れた代官の捜索をしていたのですが、発見した代官は優男の外見に反して異様に強く、同盟側のトップレベルの戦士であるヴァルターを圧倒する程の強さを見せるもヴァルターが僅差で勝利。



その後、捕えられた代官を処刑するのですが、その方法が尻の穴に杭を差し込み口まで貫通させるという物でその過程が非常に丁寧に描かれており、読んでいるだけで尻の穴がムズムズします…。


よく敵役が死ぬ間際になって急に大物めいた態度をとることが良くあり、それが行き過ぎると結構うんざりすのですが、この作品はそんなことなく、醜く命乞いをしての処刑だったので今までの彼の所業と併せて考えると暗い爽快感があります。

その後のオーストリア側の兵士と同盟側の落差がすさまじいです。
山中に設置されたオーストリアの監視所に詰める兵士は関所が陥落したことを知らずにおり、交代要員が来ず物資も尽きるが戻ると代官に職務違反で殺されると恐怖におびえ凍死。


一方同盟は戦士たちの戦勝パーティーと大量にできた未亡人たちのお見合いを兼ねたどんちゃん騒ぎ



その後、関所が解放され、イタリアから大量の兵器や物資が流れ込み、同盟三邦内に残るハプスブルク家の城や修道院を一斉に攻撃し、独立に向けた新しい展開がはじまりました。



悪魔的に堅牢だった峠の関所に比べると領内の城は比較的楽に落せているようです。


タイトルが狼の口と関所の悪名と同じだった為、関所陥落と同時に終わってしまうのではないかと思っていましたが続いてくれて嬉しい誤算です。


三邦からなる同盟がのちのスイス連邦になる様なので続きを楽しみしたいと思います。