魔導物語 きゅ~きょく大全が届いたので軽く感想など。
おっさんホイホイな魔導物語のセットを予約していたのが届きました。
どちらかというと派生作品のぷよぷよの方が有名ですが、個人的には魔導物語シリーズが大好きだったのでうれしい限りです。
ただ残念なのが、収録はMSX~PC98までの作品で、Windows以降の「はちゃめちゃ期末試験」「道草異聞」「魔導師の塔」等が未収録でした。
パッケージは魔導物語1-2-3と外伝のA・R・Sのリバーシブルで懐かしいプラスチックケース。
説明書はMSX版とPC98版の物がそれぞれ付属。
ゲームのCDが懐かしい5インチフロッピー風の紙ケースに入っていました。
そしてルールがよくわからないカードゲームも復刻して収録されています。
インストールするとランチャーが起動し、どのバージョンをプレイするか選択します。
取りあえずMSX版を起動するといきなり超懐かしいロゴが出てきてウケけました。
メインメモリー256KBという表示に時代を感じます……。
プレイすると移植版と言うよりは昔の物をそのままエミュレーターで起動させているようで、セーブするたびに仮想FDドライブの仮想ディスクを入れ替える必要があったりと、この手間が昔を思い出して懐かしいです。
続いてPC98版を起動。
空きのメインメモリーが600KB弱にアップしているだけあり画質が格段にいいです。
ちなみにこのゲームは当時にしては画期的な音声付だったり、お金以外の数値をすべてなくし、ダメージを大打撃やちょっと痛い等あいまいな表現を使用したり、HPが減ると笑顔がだんだんつらそうな顔に変化したりするなど面白いシステムでした。
この画面だとまだ笑顔なのでHPに余裕があり、画面フレームの緑の玉が全部埋まるとレベルアップというシステムです。
その他、かわいい顔した主人公のアルルは見た目とは裏腹に腹黒で毒舌だったり、モンスターの水の精霊がお水という事でキャバ嬢風だったりとなかなかぶっ飛んでいて楽しいです。
昔のそのまんまの内容と、FDDの交換という手間が懐かしく面白いですが、ただ残念なのが、キーボードが必須なのでタブレットでのプレイがつらいです。画面のわきに十時キーとスペース、エンターの仮想キーボードだけでもつけてくれるとうれしかったです。
その他、サントラCDには入っていない、魔導音頭の音楽版とカーくんが踊るアプリ版が欲しいとか、Windows版以降の魔導物語シリーズや、変わり種のSLG版の大魔導戦略とかも復刻してほしいとか、色々あるのですが、コンパイル倒産時に権利がややこしい事になってるようなので難しそうで残念です。