艦これ いつか静かな海で 1巻
艦これ いつか静かな海で 1巻を電子書籍化。
ゲームでは攻撃方法がよくわからなかった空母の弓と飛行甲板の使い方がようやくわかりました。
原作をゲーム製作者が担当しているのでこの使い方が公式になるのかな。
作品は各話で主人公が変わり、現代の同名の護衛艦を紹介して終わるという形式をとっています。
蒼龍は旧海軍と護衛艦では艦種が空母と潜水艦とまったく違うのですがうまく話がつながっていました。
そんな中一番驚いたのが、航空隊の戦闘描写の細かさです。
戦闘機の零戦は戦闘直前に外付け燃料タンクの増槽を切り離してから巴戦に入り、
艦上爆撃機は爆弾の着弾誤差を最小限にし、連合軍が命中率80%といった急降下爆撃を行い、
艦上攻撃機は水面すれすれの超低空飛行で敵艦に肉薄してから魚雷を投下する戦法をとるなど、当時の戦術を非常に細かく描写してあります。
ただこの話は旧海軍の軍艦と海自の護衛艦をつなげる話になっているので、私が好きな大和、赤城、高雄、矢矧などは登場しなさそうです。
雪風は除籍してはいるけど戦後初の国産護衛艦 はるかぜ型の一隻だったので登場する機会があるとうれしいです。




