シドニアの騎士 12巻を電子書籍化。

太陽系が異生命体ガウナに破壊された未来の話。

わずかに生き残った人は人類を存続させるための播種船を何隻も宇宙に送り出したけれど現在では主人公たちが生活するシドニア以外の船は確認できないというストーリー。

この作品はガウナと戦うためのロボット 衛人がメインでよく出てきますが、宇宙空間や大気圏内の戦闘などの描写や、人類存続の為の光合成ができる遺伝子改良人間が出てくるなど設定はSF色が強い作品です。

今巻では播種船のシドニアから長期間離れて戦闘行動をとれる防巡艦が登場。

連載開始当時はガウナとはまともに戦えず質量弾などで遠くへ飛ばす等その場しのぎの防衛がメインでしたが新兵器の開発などで、小規模のガウナなら十分倒せるレベルまで強くなっています。

ガウナ側は、たびたび人間を襲っては同化したり、コピーしたりしていますが相も変わらず意図がつかめません。

よく映画などで宇宙人とコンタクトを取るシーンがよく出てきますが、コンタクトを取る事が出来るのはある程度共通の価値観があるからで、よくよく考えると誕生や進化の系統や居住環境が違うと文化や思想が乖離しすぎて今作のようにコミュニケーションが通じない可能性の方が高い気がします。

今度この作品はフルCGでアニメ化されるそうですが、かなり楽しみです。