ディアボロのスープ

ディアボロのスープ 3巻を電子書籍化


不毛な土地にある魔公を頂点に魔女が治める国が

隣国に攻め込まれるストーリー。


その国は農作物の不足で足りない栄養は魔女が栄養価の高いスープを作成し

国民を支え、外敵には魔女が悪魔を呼び出し護っていたが、隣国の圧倒的な

工業力と兵器の前には悪魔もなす術がなくあっという間に国の西側をとられてしまう。


粗筋だけを読むと主人公は魔女のように見えますが、実際は犯罪者として

10年監禁されていた男性で、ファンタジー系では珍しい参謀タイプの人間で

生き残ったすす。


今巻までは魔女の国が被害者的な立場でしたが、実際はスープは

飲むと魔女に逆らわなくなり、いざという時は魔女を護る為、

命を捨てて盾になる洗脳薬で魔女の大半が知らずに作っていたり、

主人公がなぜ魔女を憎むのか等、色々のことが判明しました。


主人公は一貫して魔女の国を滅ぼす事を考えており、魔女を捨て駒として

考えていたが、その中に国を正すため、滅ぼした後に王になる野心を物が出たりと

話が大きく進みました。


巻の最後に軍の本体2万人が駐留する都市の攻略することになり、

その中には機甲化師団があったり、

その指揮官がかつて主人公と一緒に魔女の国を滅ぼす約束をした友達だったりと

すごく気になる終わり方をしていました。


若干グロテスクな描写もありますが、重く面白いストーリーでおすすめです。

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