明治大学 博物館の刑事部門を観に行きました。
先日一風変わった展示物があると有名な明治大学の博物館に行ってみました。
刑事部門の展示は日本の刑事関連を中心に展示されているのですが、時代劇でおなじみの十手等以外は殆どが拷問関連という中々恐ろしいの展示です。
逃げる容疑者を捕まえるための棒。
足を払ったり、着物にからめたりして使うそうです。
時代劇でよく見る石抱き。
そろばん板という上に正座して上に石を載せるという物。
釣責台。
パッと見て使用方法がよく解らなかったのですが、隣に使い方が書いてありました。
これが一番苦しい拷問だったと書いてあり、そんなにつらそうに見えませんでしたが、よく見ると胴体で吊るのではなく後ろで縛った腕で吊るらしく、どんなに軽い人でも肩が一瞬で外れてしまいそうで納得しました。
鋸引き。
地面に埋めて首から上だけを出してのこぎりで少しずつ首を斬るという想像するだけで背筋が寒くなる重罪人むけの処刑方法。
獄門首台木。
打ち首にした首をさらすための台座。
レプリカと書いてあり少し安心しましたが、その後ろに明治2年に実際仕様された写真があり、打ちのめされました。
磔柱
はりつけ用の台で隣の旗に罪状が書かれたそうです。
主に目上の人を殺した罪人の処刑に使用されたとの事。
女性の犯罪者には足を乗せる台が付いていたそうですが、そこで優しさを見せるならもう少し穏当な処刑にしてあげればいいような気がします。
尚、これも実際に使用された写真があり、獄門首台木と同じ犯罪の罪人に使われたそうで、磔は強盗を手引きした従業員、さらし首は強盗犯だそうです。
火あぶり台
火あぶりに使用される台。
焼かれた後も数日さらされたそうです。
締め台
首に縄をかけて、その縄に重りをつけて絞殺する道具。
重りの重量によっては、ゆっくり締りなかなか死ねないそうです。
首つりを見世物にしていた台の模型。
この辺はたまに映画などで出て来たような気がします。
鉄の処女。
結構有名な拷問具。
中の棘。
拷問どころか即死じゃないのと言いたくなります。
メジャーな処刑道具ギロチン。
痛みが少なく比較的楽に死ねるとの事ですが、使用者は全員死んでいるので本当かよと言いたくなります。
展示スペースは少し狭いのですが、ぎっしりと展示物が詰まっているので満足できますが、その分 精神的に疲弊します。
お気軽にとは言えませんが、入場無料なので、後学の為に一度は見ておいた方がいいと思います。
取りあえずは人権が確立された現代日本に生まれたことを感謝出来る展示物です。
この隣に埴輪や土偶、各地の伝統工芸の展示もあるので、それらを見て癒されてから帰るのがお勧めです。













