それでも町は廻っている 13巻

それでも町は廻っている 13巻を電子書籍化。



ストーリーは殆どが一話完結で時系列がバラバラな作品となっており、話しの内容も日常系やコメディ、軽いミステリや、すこし不思議系のSFなどバラエティに富んでいて読んでいて飽きないです。


軽いミステリで珍しく2話構成の話。
主人公が学校の先輩を誘って廃村を見に近所のお姉さんについて行くと途中でくねくねと踊る謎の物を見る。



夜に謎の物を見たそばの廃村に行くと謎のオブジェと奇妙なお面をつけた人影を見て逃げ帰る、翌日改めて廃村を訪ねてみるとという話。


何となくホラー映画にある様な落ちでしたが結構好きな系統の話です。


主人公がバイトしている喫茶店のおばあさんの誕生会で闇鍋をするという話。
一人一つ食材を入れるけど6人いるのに食材が二つしかないというミステリ?といった感じのお話。


大根にお持ちの組み合わせは今度試してみようかと思います。


映研部で謎のVTRが見つかってそれが何かを探る話。
映像が学校の七不思議ではと思い当たるが時代によって内容がわずかに異なることに気付き調べるてみるという話ですが、この話に出てくる芹沢先生が同作者の別作品である外天楼に出てくる同名、同じ容姿のキャラと被ってしまい違和感があります。



相変わらず幅広いジャンルがごちゃごちゃになっていて読んでいて飽きないです。
最初は時系列がバラバラで分かりにくかったのですが、主人公が髪を切ってからは髪型で判別できるようになり更に読みやすくなって助かります。

ライトなノリの本作も良いですが、ちょっと重めの外天楼の様な話も読みたいので、あんな作品をまた書いてくれるとうれしいです。


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