All You Need Is Kill

桜坂 洋原作、竹内 良輔構成、小畑 健作画のAll You Need Is Kill 全2巻を電子書籍化。


トムクルーズ主演で上映される映画の原作でマンガ版は多少の違いはあれど、原作通りのストーリー展開となっています。


突如ギタイと呼ばれる存在が現れ、彼らは人間を皆殺しにし、ギタイが通った後は環境が破壊され人が住むことが出来なくなってしまうので、防疫軍を編成し対抗しているものの戦線の後退が続いている世界が舞台。


主人公はギタイと戦うためのスーツを作成する工場を護るボーソー半島の基地に詰める新兵だったが、最初の出撃で瀕死のところ最強の兵士リタと出会い彼女の戦いぶりを見て、死ぬ前に一匹を道ずれに戦死。


しかし、戦死したはずが気が付いたら時間が出撃前日に巻戻っていることに気付く。


その後は生き返るのを利用して戦い続け、銃からリタと同じ弾数制限がないアックスに持ち替え経験を積み、新兵でありながら、人間離れした戦闘技術を身に着けていく。


そんな戦いをしている最中に最強の兵士であるリタも、主人公と同じように戦死と巻戻りを繰り返していた兵士とわかる。


彼女の経験から、ギタイにはサーバーという存在があり、サーバーが過去の自分に戦闘データを送信し、受信側がそれを元に作戦を立案するという事がわかり、主人公とリタはサーバーの機能が一部備わっている状態と判明。


その後彼女と共にサーバー撃破と時間ループ脱出に向け協力しあうが、そんな彼らを脅威と判断したギタイが、基地へ強襲を掛ける。


ちょっとやるせない結末で幕を閉じる作品で、原作も読んでいましたが、小畑健の画力のなせる技か、個人的には原作よりもこのマンガ版の方が面白いと思います。


来月ハリウッド版が公開され興味があるのですが、何となくハッピーエンドでUSA! USA!的な展開に変わっていそうな気がするので、視聴するかどうか思案中です。


しかし、このマンガ版は想像以上によかったので、小畑健がイラストを描いた新装版の原作小説も買ってしまいそうです。



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