メディア芸術祭

文化庁主催のメディア芸術祭を見に行ってきました。


通常の美術展や芸術展の様な小難しいものではなく、現代アートのほか、映像作品やショートアニメ、マンガやWEBサービスなど、気軽に楽しめる作品が多く、しかもサテライト会場含めすべてが無料で楽しめるおすすめイベントです。


会場に入ってすぐのところですごく目立っていた作品。

上においてある古い機械から磁気テープが垂れ下がって折り重なり、すべて垂らすと早送りでクラシックを再生して巻き上がり、また垂らすというもので、半分ぐらい垂らしたところから見始めて20分で全部垂らし終わり、巻き取りは5分程度というものでしたがもうすぐ垂らし終わるというところで人垣が出来、見ていて飽きませんでした。


世界の文化や風習の画像や映像記録を2進数に変換し、書籍にして残すというアナログでデジタルな面白いプロジェクト。

2進数なので勿論そのままでは読むことが出来ませんが、遠い未来でも現代レベルの技術力があれば読み取ることが出来るそうです。


ジオラマのようなパソコン。プラモデルによる空想具現化という作品。

パソコンのマザーボードなどの基盤がSFチックなジオラマにマッチしており、自分でも作ってみたくなります。


マンガ部門で大賞を取ったジョジョの最新シリーズ ジョジョリオン。


優秀賞の短編集のひきだしにテラリウム。

ひきだしにテラリウムの作者さんの短編集はどれも面白くお勧めですが、、個人的に 竜の学校は山の上 という短編集に収録されていた魔王を倒した後の勇者と魔王城のお話は一押しです。


劇メーションという手法で撮影した 燃える仏像人間という映画。

上の様な棒を付けた一枚絵を動かして撮影した映画で予告編がながれており、絵柄と合わせて妙に気になる作品で、amazonで見てみたら4月にBlu-rayとDVDが出るようなので見てみようかと思います。


優秀賞を取っていた WEBサービスのゼゼヒヒ。

 

FaceBookやTwitterのアカウントで YES/NO に投票し意見を述べる事ができるサービス。
私は個人間の緊密なつながりが煩わしく感じるのでソーシャル系のサービスはほとんど手を出していませんでしたが、取り上げられている題目が多種多様で読んでいるだけでも楽しめました。


それ以外にも熱中しすぎて写真を撮り忘れた TorqueL というゲームがあり、
単純ではありますが、難易度が高く結構はまってしまい、無料ダウンロードで100円単位の寄付を受けているそうなので今度ダウンロードしてみようかと思います。


このイベントはメイン会場のほか、イベント会場を含め4つの会場で開催されており、一日無料で楽しめるお勧めのイベントです。
今年は残念ながら昨日で終了してしまいましたので、来年も必ず行こうかと思います。

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