Kindle PaperwhiteとXPERIA Tablet Z

Kindle Paperwhiteをお借りしたので、普段自炊本の

閲覧に使用しているXPERIA Tablet Zと比べてみました。


最初の比較は文庫本。

作品は米澤穂信の古典部シリーズの氷菓。

スキャナはCanonのDR-C125、表紙は24ビットカラー、本文は白黒、

解像度は表紙300dpi、本文400dpi、ファイル形式はPDFで自炊。

kindleへはChainLPというフリーソフト使用してMobi形式へ変換。


まずはKindle。

バックライトの光がほとんどわからず、

電子ペーパーというだけあって紙のような質感で目も疲れず

とても読みやすい。

少し文字がにじんでいるように見えなくもないが

ChainLPの変換解像度を658x905から758x1024にすることで

かなり目立たなくなった気がします。


次はXPERIA。

電子書籍閲覧ソフトは i文庫 for Android を使用。

タブレットの縦横に向きを変えるだけで単ページ表示と見開き表示を

切り替えられる便利なソフトです。


文字の黒と紙の白が電子ペーパーよりはっきりと差が出ますが、

バックライトが強すぎて長時間の読書には向かないのと

ちらつきが気になります。

文庫本の閲覧はXPERIAにマット調の画面フィルムを

張ればちらつき等を軽減できるかもしれませんが

Kindleの方が小さく持ちやすく見やすいので向いていると思います。



次の比較はマンガ。

作品は石黒正数の 1巻完結作品の外天楼。

スキャナはCanonのDR-C125、表紙は24ビットカラー、

本文は256階調グレー、解像度は表紙300dpi、本文400dpi、

ファイル形式はPDFで自炊。

kindleへはChainLPでMobi形式へ変換。


まずはKindle。

こちらも電子ペーパーの力で紙の様な質感でとても見やすいです。

しかし、グレーの階調が少ないのか、一部の色が

うまく再現できていませんでした。

また、見開きに対応していないため、見開きで一枚の絵は

左右に分割されてしまい迫力が今一つです。



次はXPERIA。

電子書籍閲覧ソフトは i文庫 for Android を使用。


こちらもバックライトのちらつきは気になりますが、

階調の再現度はこちらの方が高く原本とほぼ同じとなっており、

閲覧ソフトによっては見開きもできるので見開きのコマも

原本と同じように読むことができます。


マンガ本の閲覧は画面の質感ではKindleの方が

紙に近く読みやすいけれど、色や、見開き表示を考えると

XPERIA Tablet Zの方に軍配が上がります。


ひょっとしたらKindleでマンガの場合はMobi形式ではなく、

PDF形式のまま変換した方が階調の再現度が

上がるかもしれないので、機会があったらそっちでも試したいと

思います。


個人的には、文庫など小説はKindle、マンガはXPERIAと

なりましたが、出来れば端末を一本化したいとも思うので、

電子ペーパーで単ページ、見開きの切り替えに対応したものが

出てくれるとうれしいです。


とりあえずKindleは借り物なので新型も出てるし買おうかな。。。

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