ゲート 自衛隊 彼の地にて 斯く戦えり 5巻

ゲート 自衛隊 彼の地にて 斯く戦えり 5巻を電子書籍化。



銀座に中世ファンタジーな世界とつながる門が出現したファンタジー版戦国自衛隊なストーリー。


銀座に攻め込んだ門の向こうの世界の帝国と和平交渉を進めていたが、帝国の皇子が日本人女性を拉致し奴隷として虐待していたことを知ると皇帝の前で皇子をフルボッコにしてしまう。



皇帝は国民を大事にしすぎるのが弱点だと指摘されるが、同行した外交官はそれこそが国是であり、欺瞞や引き伸ばしにはそれ相応の報復があると格好よく啖呵を切る。



その場では颯爽と立ち去るが皇宮から出ると同時にやらかしてしまった事をどう報告するか悩むはめに。



取りあえず自衛隊は警告を含め無人の元老院に爆撃を行う。
爆撃は現在では老朽機で偵察機などに転換されつつあるF-4ファントムが登場。


ライバルがいない世界ではF-4でも無敵状態です。


帝国側ではどんどん愚かな暴走を始める長兄の皇子を正式に皇太子とするが、それが不満な次兄は色々と思案を巡らし、皇太子は捨て駒で日本とのラインを持つ皇女が本命の後継者なのではと考え自身も後ろ盾を求めることに。


この作品は戦闘シーンは一方的すぎるので爽快感は有りますが緊迫感はイマイチ。
しかし政治や外交などの描写が非常に細かく日本ならではの弱腰外交や、必要以上の自衛隊バッシングなど緊迫感がありまくり面白いです。


次巻では手負いの龍の話がメインになるかと思いますが、マンガを読んだ後は次が待ちきれず、つい原作を読み返してしまいます。


新書版を持ってますが自炊用に文庫版も買ってしまいそうです…。


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