蒼き鋼のアルペジオ 9巻

蒼き鋼のアルペジオ 9巻を電子書籍化。


今巻から比叡、妙高、足柄、那智、羽黒、愛宕など新しい艦艇とそのメンタルモデルが多数登場。


比叡のメンタルモデルは秩序には組織が大事と言って なぜか生徒会を模した組織を作るなど、人間文化の学習がずれており、若干残念人な感じがします。


主人公は、日向のメンタルモデルと別行動を取っており、留守番をしているメンタルモデルのイオナが艦長代理としてクルーと一緒に金剛を旗艦とした艦隊と戦端を開きます。

それにしても、霧の兵器は船の形をしているのですが、海上兵器というわけでもなく、性能は低下する様ですが普通に潜航して戦闘をしている姿にすごい違和感を感じます。


足柄はイギリスに派遣された際に飢えた狼と呼ばれたそうですが、その為かこのマンガの足柄も好戦的というか考えなしのように見えます。


また戦闘シーンだけでなく、回想で倒れた主人公の父親と主人公の艦の伊401のメンタルモデルのイオナが誕生した時の様な描写があり、父親は武蔵のメンタルモデルと一緒にいるので、この辺が人類を裏切り霧に走った原因がありそうです。

というよりも、数巻前で、霧は内臓を含め人間を複製できる様な事を言っていたので、この時父親は死んでいるのかなとも考えてみたり…。


その他にも霧の艦隊が学んだ人間の風習や、知識をアップロードし共有する戦術ネットワークと伊401の関係の一端などがちらっと、気になる情報が色々ばら撒かれていました。


一方、霧の艦隊と別行動を取って進退を決めかねている榛名と霧島、摩耶は、分散首都の首相に大和のメンタルモデルと瓜二つの主人公の幼馴染 天羽琴乃が死亡した第4施設焼失事件の調査を依頼され横須賀へ。

大和もその調査を妨害するため、高雄と瑞鶴、伊402を派遣したりと、横須賀にメンタルモデルが集中しつつあります。


個人的には好きな艦艇のTOP5に入るのですが、駆逐艦の為、出番をあきらめていた雪風が、裏ワザ的な方法で登場したのがうれしかったです。

ちなみに霧の艦隊でも第二水雷戦隊は旧海軍と同様に精鋭のようです。


今巻は、戦闘とストーリーともに大きく進みましたが、戦闘は、まだ序盤なので次の巻で本格的な戦闘が見られるかとおもいます。


この漫画が掲載されている雑誌は唯一毎月購入しているのですが、やはりまとめて読めるコミック版の方が楽しめるので、次巻を首を長くして待っています…。


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