天にひびき 9巻

天にひびき 9巻を電子書籍化。


主人公が天才的な才能を持つ指揮者 ひびきの元でコンマスをしたいと願い、ようやくそのチャンスが来て前巻が終了。

今巻は指揮者の意思を正確にくみ取り演奏をすることが出来るようになったが指揮者からは、想定通り演奏できるものの、だからこその物足りなさを感じるように。


そんな中で、指揮者の元にドイツのオーケストラの指揮の代役を頼まれ、彼女は学際のオーケストラを蹴り、代役を引き受ける。

主人公は希望した指揮者の元ではないが、コンマスを務めあげ、そこで天才的なひらめきの演奏ではないが、一般人の理論の積み立てと努力の果てにある演奏の何かを確信することができた模様。


彼女の方もドイツのオーケストラを立派にまとめあげ、演奏は大成功し、渡欧が決定。

主人公にいつか一緒にやろうと言い残し去ってしまう。


そこから一気に時間が経過し主人公は就職先が決まらず進路で思い悩むと同時に学際で得た何らかの確信と彼女との約束で悶々とした日々を過ごしていたところで彼女が再び現れて終了。


今巻ではその他にも主人公と幼馴染が人間関係が進展したかのようにも思えたり、主人公も天才的な指揮者の元ではないからこその演奏で何かをつかむことが出来たりと、大きく話が進んだ様な気がします。


この作品は有名作品の のだめカンタービレと同じクラシックを題材にしていますが、主人公が天才ではなく一般人で、それゆえの葛藤などがあり、とても面白くおすすめです。



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