ゲート 自衛隊 彼の地にて 斯く戦えり 4巻

ゲート 自衛隊 彼の地にて 斯く戦えり 4巻を電子書籍化。


銀座のど真ん中に巨大な門が出現し、そこから異世界の軍勢が攻めてきたが、あっさり返り討ちにしたけれど、多くの人が犠牲になったので、賠償を請求するため、門が国内にあるから門の向こう側も日本だと無理やりこじつけて自衛隊を送り込むという戦国自衛隊のファンタジー版の様な作品。


門の向こう側はなんとなく世襲制の帝政ローマっぽい国で、魔法みたいなファンタジー要素はあるものの近代兵器で無双状態ですが、強大な帝国を滅ぼして戦国時代にするよりも帝国を残して資源を取る方向で交渉するという話。


今巻で、序盤で龍被害の難民キャンプが日本製品との交易拠点として急激に発展。


その龍が人里を襲っているので救援を求められるも、被害を出さないようにする為には、それなりの部隊を派遣する必要があるが、場所が他国の領内で、外交交渉中の為、救援を断ることに。


外交側は、日本が確保した捕虜と、日本製品を贈り物をしたり、近代兵器の実演をすることで、元老院内部に講和派を作る工作を展開。


更にスラム街に拠点を作り、マフィアと抗争しつつ貴族の動向を探ったりと水面下で暗躍をしたりして足元を固めたりしています。


この作品は単純な戦闘以外にも、外交や、門の向こう側の利権を狙う米中露との交渉などが丁寧に書かれてたり、原作者が元自衛官だそうで自衛隊の描写やジレンマがよく書かれていたりして面白いです。


原作と外伝は一通り読みましたが、新しい外伝4巻が出たようなので、そっちも近いうちに購入しようかと思います。


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