銀の匙 11巻

銀の匙 11巻を電子書籍化。


今巻で1年生が終了し、ストーリでも大きな区切りがつ着きました。


今までこれといった人生の目標がなく、そのこと自体にコンプレックスの様なものを頂いている感じでしたが、今巻でようやく目標を見つけることができました。

能力があっても学力や資金がないノーブランドな人をあつめて起業をしたいという目標ですが父親に烏合の衆と言われ取りつく島もなく断られます。


ただ、起業がダメというわけではなく、明確なプランもビジョンもないからダメなので納得できるプランがあればOKという感じです。


その他にも農家は農協に入っていると自分ちで牛乳を生産している場合は、その牛乳から加工乳製品を作ることはできず、その場合は農協に卸した後、卸値より高い価格で買い戻さないといけないという事を初めて知りました。


農協は流通をはじめ面倒なことを一手に引き受けてくれる便利な組織ですが、それでも脱農協とよく言われる原因がこの様なところにあるのかもしれないです。


シリアスな話もある一方いつも通りのコメディシーンもきちんとあり、安定の面白さでした。


一部では1年生終了で最終回という噂もありましたが、話が続くようでほっとしました。

巻末に次巻は夏発売予定と書かれていましたが、サンデーの作者サイトには3人目のお子様が産まれたと2/12日付で書かれており、未収録の話のストックも無い様なので夏に間に合うのか不安です。

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