かくりよものがたり
かくりよものがたり 2巻を電子書籍化。
人の為に働く姫と、怨霊の為に働く姫の話。
今まで主人公の持つしめ縄と姫の力で怨霊を浄化していましたが、今巻で怨霊を使役して怨霊を倒す怨霊使いというのが登場しました。
怨霊の姫が以前人間の為に働いていたワタにうりふたつなのですが、その理由の説明を引っ張ると思っていたのですが、あっさりと明かされたのには驚きました。
厩戸皇子がナンバー2として怨霊を組織化して運営しているようですが、その辺はさすが元聖徳太子です。
ちなみに「徳」の文字が付く天皇は、暗殺をはじめ望まぬ死を強いられたり、この世に恨みをいただいて亡くなった天皇につけられるという俗説があり、聖徳太子もその例にもれず暗殺説があるので、その辺をからめ厩戸皇子は復讐と恨みを晴らすと言っているのかもしれません。
話は相変わらず面白く、今巻で出てきた6大怨霊というのも誰のことが気になるので早く続きが読みたいです。